プロペシアは薄毛に効かない!?効果がでない7つの理由

飲むタイプの薬は効き目に個人差がある!

内服薬の治療は薬の効き目に個人差があるため、効果が実感できず不安になることもあるでしょう。AGA治療で使われる内服薬、「プロペシア」も同様です。
プロペシアとは、厚生労働省にも認められた国内初のAGA治療薬です。
AGAが起きるのは、ジヒドロテストステロンと呼ばれる特殊な男性ホルモンが原因。しかし、プロペシアはそんなジヒドロテストステロンが作られることを防ぐ効果があるため、AGAの進行を防ぎ、発毛を促すことができるのです。
医薬品として正式に認可されている薬なので、効果に関しては疑う余地はないでしょう。しかし、実際に使用した人の中には、このプロペシアの効果に疑問を抱く人も多いのです。

プロペシアは効果がないこともある!?

AGA治療のためプロペシアを服用していても、薄毛が改善されず悩んでいる人は少なくありません。なぜ効果がでないのか不安になりますが、理由はプロペシアの特徴に隠されていました。

プロペシアの特徴


プロペシアはAGAの治療に高い効果をもたらしますが、しかし増毛や発毛への効果が得られるとは限りません。
これはどういうことかというと、プロペシアは「薄毛・抜け毛」の予防や改善に高い効果がありますが、「増毛・発毛」効果まで得られる薬ではないということです。
つまり、抜け毛が増える・頭皮が目立つようになった、といったAGAの初期症状に対しては高い効果がありますが、すでに頭頂部や額の薄毛が目立っている状態の人ですと、服用したとしても発毛させることは難しいということなのです。

じゃあプロペシアを飲んでも意味はない?

発毛をさせることができないなら、プロペシアを飲んでも意味ないのでは?と考える人もいるでしょう。
しかし、薄毛の症状が顕著な人も、このプロペシアを飲むことで発毛に繋がる場合があるのです。
AGAは、ジヒドロテストステロンによって髪が生える周期、「毛周期」が乱れることで、薄毛が目立ってしまう症状です。
毛周期が乱れると、生えた髪の毛が十分に成長できないまま、次々と抜けてしまいます。これを放置すると、次第に髪自体が生えなくなってしまい、結果として薄毛が目立つようになるのです。
プロペシアの効果でこの毛周期が正常になれば、髪が再び生える可能性があります。
たとえ髪が生えていなくても、毛根の髪を作る細胞自体は生きていることがあります。プロペシアの効果によって、再び髪の毛を作るようになる場合もあるのです。

プロペシアの効果がない理由7

プロペシアに効果がないといわれる理由についてはわかりました。
では、具体的にどういったケースだと、プロペシアの効果を実感しづらいのでしょうか?
ここで、効果がないと思われている理由を7つあげていきます。

「効果がない」といわれる理由


プロペシアに劇的な発毛効果はない

「利用した約6割の人に改善効果があった」といわれるプロペシアは、薄毛に悩む人にとって、効果の高い発毛剤というイメージが強いでしょう。
しかし、プロペシアは元々AGAによる抜け毛・薄毛の予防や改善のための薬であるため、使ってすぐに発毛を実感することはできません。
6割の人に改善効果があったとするデータも、「抜け毛の本数が少なくなった」等の軽度改善者もカウントに入れているため、多くの人のイメージと実際の効果が乖離してしまうのです。

プロペシアを使用する期間が短い

プロペシアによるAGA治療効果は、すぐに現れることはありません。治療効果が実感できるのは、早くて3ヵ月、通常でも半年から1年はかかるといわれています。
数週間や1ヵ月程度では、プロペシアをしっかり飲んでいたとしても、効果を実感することはできないでしょう。

使用中に髪が抜けるのは「初期脱毛」

初期脱毛とは、AGA治療をしてから約1ヵ月で抜け毛が増えてしまうという問題です。
プロペシアを使っているにもかかわらず、抜け毛が増加してしまうわけですから、「プロペシアのせいで抜けてしまったのでは?」と不安になる人も多いでしょう。
しかし、この初期脱毛、実は薄毛が改善している証だといわれているのです。
原因はまだはっきりと解明されてはいませんが、この初期脱毛が起きる理由は「古い毛が新しい毛に押し出されてしまったから」だといわれています。
プロペシアによって髪の毛を作る細胞が活発になると、成長が休止状態にあった古い毛の下から、新しい毛が生えてきます。すると古い毛は新しい毛に押し出されてしまい、結果として抜け毛が増えたように思えるわけです。
休止状態の古い毛は、元々は抜けてしまう毛だったわけですから、AGAの治療中に薄毛が増えたとしても気にする必要はないでしょう。

AGA以外の薄毛には効果ゼロ

AGAは男性の薄毛の原因として有名ですが、実はAGA以外にも薄毛になってしまう要因は多くあります。
ストレスが原因の円形脱毛症や、頭皮の皮脂が原因である脂漏性皮膚炎、さらには栄養不足や遺伝による問題も薄毛の要因としてあげられます。
プロペシアは特殊な男性ホルモンが原因であるAGAにのみしか効果がないため、上記のような薄毛には効果がゼロとなります。

遺伝的にプロペシアが効かない

プロペシアが効かないというのは、体質的にプロペシアの成分が体に効かないということではありません。
遺伝的にAGAの原因である、ジヒドロテストステロンによる影響を受けにくい人の場合、プロペシアの治療効果が得られにくいのです。
遺伝的に薄毛になりやすい人とは、ジヒドロテストステロンの影響を受けやすい人ともいえます。そういった人であれば、ジヒドロテストステロンの量を減らせるプロペシアによって薄毛を改善させられます。
しかし、遺伝的にジヒドロテストステロンの影響が受けにくい人ですと、プロペシアによってジヒドロテストステロンの量を減らしても、髪への影響はほとんどありません。
遺伝的にジヒドロテストステロンの影響が受けにくい場合、生活習慣や頭皮環境の改善などによる治療がメインとなります。

すでに手遅れの状態

額や頭頂部の髪が完全に抜け落ちてしまった状態でも、AGA治療を受けることで再び生えることがあります。
髪が生えた理由は、髪の毛を作る細胞がまだ生きていたからです。AGA治療によって、休止状態だった細胞が活動を再開したため、髪を生やすことができたのです。
しかし、逆にこの髪を作る細胞が死んでしまった場合、どんなにAGA治療をしても、髪が再び生えることはないとされています。
髪の毛を作る細胞には寿命があります。毛周期が正常であれば、髪の細胞はおよそ100年は生き続けます。しかしAGAによって毛周期が乱れると、髪の細胞の寿命もどんどん短くなってしまうため、髪を作る細胞が早い時期に死んでしまうのです。
髪を作る細胞が生きているか調べることはできませんが、およそ5~10年生えない場合、細胞が死んでいると考えられます。

「薄毛恐怖症」になっている

実際に薄毛ではないのに、「薄毛が進行している」と思い込んでいる人は実は大勢います。
シャンプーをする時や、ブラシで髪をすく時など、手やブラシにたくさんの抜け毛があると誰しも不安になるでしょう。
しかし、抜け毛が増えたからといって、それが必ずしも薄毛の兆候であるとは限りません。
例えば、夏から秋にかけての季節ですと、夏場受けた紫外線の影響や、換毛期と呼ばれるヘアサイクルの影響で、誰しも抜け毛が増えてしまう傾向にあります。
このような季節による抜け毛の増加を気にしすぎたあまり、プロペシアなどのAGA治療を受ける人は多くいますが、こうした人はそもそも薄毛ではないため、プロペシアによる効果を実感できないのです。
「いつもより抜け毛が増えた」という程度では、薄毛の兆候だと判断することはできません。薄毛が進行してきた場合、はっきりとした兆候が現れます。髪がごっそりと抜け落ちてしまう場合や、抜け毛の毛根の先が尖っている場合、産毛のように細い毛が抜けた場合などが、薄毛の兆候だといえます。

プロペシアが効かない症状とは?

「AGA以外の薄毛には効果ゼロ」でも書きましたが、プロペシアは特殊な男性ホルモンによって薄毛となるAGAの治療に用いられる薬です。そのため、男性ホルモンを原因とする薄毛以外には効果が全くといっていいほど現れないのです。
では、AGA以外の薄毛をもたらす問題とはどんなことがあげられるのでしょうか?

AGAとは関係ない?薄毛の原因となる症状


AGA以外で薄毛をもたらす症状は、次の4つが代表的です。

びまん性脱毛症

びまん性脱毛症は、額や頭頂部が薄くなるAGAとは違い、髪全体が薄くなっていく脱毛症です。主に中年以降の女性に現れやすい症状ですが、男性にも起きることがあります。
原因は加齢による薄毛やストレス、さらにはレトルトやインスタント食品に頼り切るなどの食生活の乱れもあげられます。
対策は食生活の改善やストレスの元となる問題を解決すること。他にも、市販の育毛剤によって頭皮環境を整えることや、クリニック・皮膚科で治療を受けることなども、迅速な改善につながります。

脂漏性脱毛症

脂漏性脱毛症は、頭皮の炎症によるかゆみ・フケ・大量の抜け毛が現れる脱毛症です。男女共に現れることがあり、特に生まれつき皮脂が多い肌質の人は注意が必要です。
原因は過剰に分泌される頭皮の皮脂です。この皮脂は「マラセチア菌」と呼ばれるカビの一種のエサとなるため、たくさんの皮脂が分泌される人はこの菌が頭皮に繁殖しやすくなります。この菌が過剰に増えると、頭皮にダメージが与えられるようになり、やがて頭皮の炎症によって抜け毛などが増えるようになるのです。
対処法は、脂っこい食べ物や刺激の強い食べ物を避ける・正しい食生活を送る・毎日しっかりとシャンプーをして頭皮を清潔にする、といった方法があげられます。

円形脱毛症

脱毛症と呼ばれる症状の中で、最も有名なのがこの円形脱毛症です。頭部に10円玉程度の大きさの脱毛が現れるのが特徴的ですが、放置すると徐々に髪が抜ける範囲が広がる恐れがあります。
性別や年齢にかかわらず現れるのが特徴で、その原因はストレスのほか、アトピーや自己免疫疾患などもあげられます。
対処法は、ストレスの元となる問題の対処や、生活習慣の改善や適度な運動習慣によって心身に負担をかけないことが有効です。また、免疫疾患やアトピーが原因の場合は対処が難しいため、皮膚科などでの治療をおすすめします。

ひこう性脱毛症

ひこう性脱毛症は、大量のフケと抜け毛に悩まされる脱毛症です。年齢や性別を問わず、この症状が現れることがあります。
原因はシャンプーのしすぎによる頭皮の感想、さらにはストレスやホルモンバランスの乱れもあげられます。頭皮の皮脂を洗い落とすため、何度もシャンプーで頭を洗うことや、食生活の乱れや睡眠不足、仕事やプライベートでの悩みなども、ひこう性脱毛症の原因となります。
対策は、刺激の少ないシャンプー(アミノ酸系・ベタイン系)で頭皮を必要以上に洗わないこと、生活習慣の改善、ストレスの元となる問題の解消があげられます。
また、皮膚科で頭皮の炎症を抑えるステロイド薬を処方してもらうことも、ひこう性脱毛症の治療に効果的です。

プロペシアは5αリダクターゼを阻害するだけ!

「プロペシアの特徴」でも書きましたが、プロペシアはAGAによる薄毛にしか効果はありません。
プロペシアの効果は、ジヒドロテストステロンを作り出す、5αリダクターゼと呼ばれる酵素を抑制することです。脂漏性脱毛症や円形脱毛症などの症状では、プロペシアによる改善効果は得られないのです。
では、AGA以外の脱毛症に高い効果をもたらす成分はないのでしょうか?
実は、「ミノキシジル」と呼ばれる成分が、これらの脱毛症を改善させるといわれているのです。

プロペシアとミノキシジルは最強コンビ!

ミノキシジルは、血行促進と血管新生作用により、髪を作る細胞へたくさんの栄養を与えることができる育毛成分です。
脂漏性脱毛症やびまん性脱毛症などは、髪を作る細胞に栄養が届かなくなることで発症するため、このミノキシジルによって栄養を届けることで、脱毛による症状を改善させることができます。
プロペシアによって薄毛を改善できない場合、このミノキシジルによって改善ができる場合があります。
また、このミノキシジルとプロペシアは非常に相性がよく、併用することで高い薄毛改善効果が得られます。プロペシアによってAGAの抜け毛を防ぎつつ、同時にミノキシジルの血行促進によって育毛効果が得られるため、薄毛改善を実感しやすくなるのです。
ただ、問題はプロペシアとミノキシジルの錠剤を2つ飲むと、肝臓に悪影響を与えてしまうことです。そのため、クリニックではプロペシアを飲み薬として、ミノキシジルを塗り薬として使用することで、肝臓に負荷を与えずに薄毛治療を行います。

プロペシアはAGAの進行状態によって効果に差がある

プロペシアは発毛剤ではないため、AGAによる薄毛が重度である場合は治療効果を実感できない場合があります。つまり、薄毛によって地肌がほとんど見えている状態の人の場合、プロペシアによる治療効果は薄いのです。
プロペシアの利用で最も効果が現れやすいのは、軽度のAGAの状態です。近頃抜け毛が増えてきた人や、抜けた毛が細く毛根も痩せているという人の場合、AGAになりかかっている可能性があります。早めにAGAクリニックへ受診することで、加速する薄毛にブレーキをかけることができるでしょう。