これって男性化……?!女性の薄毛が増えているってホント?

最近急増している女性の悩み、それが“薄毛”。
ドラッグストアのヘアケアコーナーでは、女性向けの育毛剤をよく見かけるようになってきましたよね。薄毛と言ったら男性の悩みだったはずなのに、一体何が起きているのでしょう?まさか、世の女性に男性化が広がっているのでしょうか……?
女性が薄毛になってしまう原因と、その対策方法を併せて紹介していきます。

女性の薄毛、主な原因はコレだった!

同じ薄毛・抜け毛といった症状でも、男女で原因が違います。
女性向けの育毛剤が存在しているのもこのため。では、どのような原因で、女性の薄毛・抜け毛が発生するのかみていきましょう。

女性の薄毛を引き起こす原因

老化

40代を迎えると、毛髪を育てるもとである毛母細胞(もうぼさいぼう)が衰えていきます。
さらに、血管の衰えから毛髪に必要な栄養が行きわたらなくなるということも発生するため、薄毛が気になるようになってくるのです。
それに加えて、女性ホルモン(エストロゲン)の減少も影響します。
女性ホルモンには、毛髪を成長させる・毛髪にハリやツヤを与えるという役割がありますから、減少することによって抜け毛やボリュームダウンといったことが発生するのです。

過度なダイエット

“食事抜きダイエット”や“○○だけを食べるダイエット”は特に危険!
栄養失調状態になりやすく、そうなれば当然毛髪にまで栄養がいかなくなります。栄養がなければ毛髪の成長は止まってしまうので、薄毛が発生するというわけ。
日本人女性、中でも若い層の女性は痩せすぎの傾向が強いです。痩せすぎは毛髪だけでなく、体のあらゆるところで影響を与えます。“適正な体重”について、よく考える必要があるでしょう。

過剰なヘアケア

キレイな髪と言えば、モテる女性の条件のひとつですよね。
ヘアケアに力を入れている女性は多いと思います。でも、その力の入ったヘアケアが、かえって毛髪にダメージを与えているかもしれません。
1日に2度のシャンプーは頭皮の乾燥、ドライヤーやブラッシングはダメージ、たっぷりのトリートメントは毛穴の詰まり。ヘアアレンジに欠かせないワックスやスプレーも、毛髪や頭皮にとっては負担です。

経口避妊薬(ピル)の影響

継続して服用していたピルの服用を中止すると、一時的に抜け毛が増えることがあります。
ピルは女性ホルモンの一種ですから、服用をやめることでホルモンバランスが崩れ、抜け毛が増えるのです。ホルモンバランスが戻れば自然と抜け毛も治まります。

ほかにも、生活習慣やストレスなども薄毛の原因となります。

女性の薄毛には種類がある!あなたに当てはまるのは?

女性の薄毛には種類があります。
それぞれの特徴や発生する原因を紹介しますので、どの薄毛に当てはまるかチェックしてみてくださいね。

・全体的にボリュームが少なくなった→びまん性脱毛症へ
・部分的に髪が抜けている→円形脱毛症へ
・分け目が目立つ、横や後ろの髪が薄くなった→牽引性脱毛症へ

女性の薄毛の種類

びまん性脱毛症

毛髪全体のボリュームがなくなっていくのが“びまん性脱毛症”です。
女性のAGA(FAGA)と呼ばれることもあります。毛髪が細くなりコシがなくなる、地肌が透けて見えるなどの症状が特徴。進行がゆっくりであるため発症していることに気がづきにくく、気がついたときにはかなり進行していた、ということも少なくないようです。
原因は生活習慣の乱れや過剰なヘアケアなど様々ですが、更年期の前後で症状が出ることが多いことから老化現象であると考えられがち。もちろん老化が原因である場合もありますが、ほかに原因が潜んでいることもあります。

円形脱毛症

名前の通り、円形に脱毛してしまうのが特徴。
大きくても500円硬貨ほどのものが多く、数か所に発生することもあります。“なんとなく薄くなる”ではなく、その範囲が“完全に脱毛”するので、そのほかの脱毛症とは見分けやすいでしょう。
また、同じ円形脱毛症でも、蛇行型・全頭型・汎発型であると症状の出方が異なります。

・蛇行型→円形ではなく、帯状。後頭部、側頭部、生え際に発生する。
・全頭型→発生数が多く、脱毛が全体に広がる。
・汎発型→眉毛やまつ毛など、全身の毛が脱毛する。重度の症状。

牽引性(けんいんせい)脱毛症

牽引とはつまり、引っ張ること。ずっと同じ髪型でいる女性に起りやすい脱毛症です。
わかりやすいのはポニーテールで、長時間同じ方向に引っ張られることで頭皮に負担が掛かります。また、分け目をいつも同じにしていることも、少しずつ頭皮に負担を掛けます。
エクステ・ヘアアイロン・編み込み・カチューシャも要注意!

アナタはいくつ当てはまる?薄毛リスクチェックシート!

□食事は外食やインスタント食品が多い
□野菜・魚が苦手
□お酒をよく飲む
□ダイエットは運動より食事制限派
□タバコを吸う
□睡眠時間の平均が5時間以下
□帽子をよくかぶる
□ヘアカラー・パーマをよくやる
□デスクワークである、もしくはほとんど運動しない
□頭皮が脂っぽい、かゆみがある

みなさん、いくつ当てはまりましたか?
「0個だった!」という方はかなり優秀。理想的な生活習慣で、薄毛リスクも低いです。反対に「全部当てはまったんだけど……」という方は、薄毛リスクがかなり高い状態。すぐに生活習慣を見直しましょう!

ちなみに、最近若い女性の間でも薄毛が増えていることの理由として、ヘアカラー・パーマの普及があげられています。いくら「髪や頭皮に優しい薬剤です!」と言っても、ダメージを与えることには変わりありません。頻繁にカラーを変える、カラーとパーマを同時にやるなんて方は要注意ですよ!

今すぐ実践!女性のための薄毛対策

ここで、今すぐできる、簡単にできる女性の薄毛対策を紹介していきます。
薄毛リスクチェックで当てはまる項目が0個だった方も、今後のリスクを作らないためにぜひ実践してみてくださいね。

健康な髪と頭皮のためにできること5つ

1:食生活の見直し

食事で気をつけたいのは、“脂肪・糖分・食品添加物”。
これらを多く含む食事は、毛髪だけでなく健康にもよくありません。反対に積極的に摂りたいのは、“大豆イソフラボン・アミノ酸・ビタミン・ミネラル”を多く含む食事。いずれも毛髪の成長には欠かせない栄養素です。また、毛髪にハリ・コシを与えてくれるコラーゲンも積極的に摂りたいですね。

髪にいい食品

・大豆イソフラボン→豆乳、豆腐、納豆など大豆製品
・アミノ酸→肉、魚
・ビタミン→野菜、果物
・ミネラル牡蠣、海藻類、ナッツ類

2:髪型・分け目をこまめに変える

毎日少しずつ分け目を変える、結ぶ位置を変えるだけでもOKです。
また、たまにはダウンスタイルにしたり、ゴムでなくクリップでまとめるだけにしたりするのもいいですね。

3:ヘアカラー・パーマの頻度を落とす

ヘアスタイルを変えるたびにヘアカラーやパーマをしているという方は、少しずつ頻度を落としていきましょう。元の髪の色と差が出にくいヘアカラーを選ぶ、残っているパーマを活かしてスタイリングするなどすれば、頻度は落とせるはずです。
薄毛対策としてだけでなく、ツヤのある健康な髪を取り戻すためにもカラーやパーマは控えた方がいいですよ。

4:頭皮マッサージを取り入れる

シャンプーついでに、またはお風呂上りに頭皮マッサージを取り入れてみましょう。
頭皮の血行がよくなって、毛髪の成長を促すことに繋がります。マッサージをする際に、市販のクリームバス(地肌に付けてよいトリートメント)や育毛剤を使うのもおすすめ。

5:シャンプーを変えてみる、丁寧に洗う

シャンプーはスカルプケア用のものや、薄毛対策用のものに変えてみるといいでしょう。また、頭皮や髪に優しい成分のシャンプーもいいですね。
洗い方にも気をつけて、指の腹で優しくマッサージするように洗い、丁寧にすすぎましょう。コンディショナーやトリートメントも頭皮につかないように気をつけ、すすぎ残しのないようにすることが大切です。

最終手段:専門のクリニックへ相談

すでに薄毛の進行がかなり進んでいるという方や自分でできる対策で効果がみられなかったという方は、専門のクリニックへ相談するのが一番です。
最近は、女性の薄毛を専門に診てくれるクリニックが増えてきていますので、最適なアドバイスや治療をしてもらえます。「人目が気になる……」という方もいるかもしれませんが、こうしたクリニックのプライバシー対策はかなり優秀ですよ。女性専用で男性と会うことがないクリニックなどもあります。
これ以上の悪化を防ぐためにも、ぜひ一歩踏み出してみてください。

女性の薄毛は原因が複雑、だけど対策次第で回復できる

女性の薄毛には様々な原因があります。
年齢的なもの、精神的なもの、生活習慣によるもの……。場合によってはいくつかの原因が絡み合って、結果的に薄毛を引き起こしていることもあるでしょう。ですが、それらは決して改善できないものではありません。ちょっと食事に気をつけてみる、ちょっと洗い方を変えてみる、それだけでも十分に改善する可能性があるのです。
また、薄毛専門のクリニックの無料カウンセリングを利用して、専門家の意見を聞くこともよい方法。
女性の薄毛の原因は多岐にわたりますが、対策方法もまたたくさんあるのです。
諦めずに、健康的で豊かな髪を取り戻してくださいね!