プロペシアのQ&AQ&A

 

プロペシアは女性ホルモンを増やすのですか?

 

プロペシアには女性ホルモンを増やす作用はありません


脱毛に悩む男性で女性ホルモンが増えれば脱毛を抑制できるかというと、そういうわけでもないようです。

男性型脱毛は、男性ホルモンであるテストステロンが変換されたことによって起こります。

元々が男性ホルモンによる影響のため、女性ホルモンが増えたとしても男性型脱毛を抑制することは困難です。

プロペシアはテストステロンの変換を抑制して脱毛を抑える薬です。

そのため、プロペシアには女性ホルモンを増やす作用はありません。

プロペシアは男性型脱毛を治療するお薬です。

抜け毛の対策には髪が生える仕組みを理解することが大切です

抜け毛について考える前に、髪の毛が生える仕組みについてまずは考えてみましょう。

頭髪も含め毛は、皮膚の上に出ている毛幹部と、皮膚の下にある毛根部とに分けられます。

毛根部は毛包に包まれていて、この毛包には毛細血管が張り巡らされていて毛が成長するのに必要な酸素や栄養成分を送り込む役割を果たしています。

毛包の中には毛球、毛母細胞、そして毛乳頭があるのです。

毛乳頭は毛の最低部にあって、突起のような形をしています。

これは、毛乳頭の周囲にある毛母細胞に栄養や酸素を送り込む役割を果たしているためです。

そしてこの毛母細胞が、毛乳頭から送られてきた栄養成分や酸素を取り込み、細胞分裂を繰り返して髪の毛を生やし、伸ばす役割を果たしているのです。

また、毛が生え伸びるのには、周期があります。

これを毛周期と呼ぶのですが、毛周期は成長期、退行期、そして休止期のサイクルで成り立っています。

成長期ですが、毛母細胞の活発な分裂によって、毛を成長させる時期で、周期は2~6年といわれ、頭髪の場合女性のほうが成長期が長いようです。

退行期は、毛母細胞の分裂が弱まり、次に来る休止期への準備段階とされ、期間は2~3週間ほどといわれています。

最後に休止期ですが、毛母細胞の分裂が止まり、次の成長期へ向けて毛が抜ける時期に当たります。

シャンプーをしたときに抜ける毛は、ほとんどが休止期にある毛です。

もし、シャンプーしていて抜けてきた毛が細く、また短い毛だった場合、成長期が短縮して毛が十分に伸びきる前に休止期に入ってしまっている可能性があります。

男女で脱毛が起こる原因や仕組みは違います


男性の薄毛と女性の薄毛では、その原因も薄毛の進み方も異なります。

女性でも薄毛に悩む方は増えてきていますが、特に閉経後に薄毛が進行する方が多いようです。

女性の場合、毛が生え成長するのに関与しているのは、女性ホルモンであるエストロゲンです。

閉経後に薄毛になったり、出産後に抜け毛が増えるのは、エストロゲンの分泌が減少したり、ホルモンバランスが乱れることに起因しています。

女性の薄毛は、生えてくる毛の本数の減少もさることながら、生えて成長してくる毛一本一本が細くなることによって起こります。

これに対して、男性は女性の場合とは異なるようです。

男性の薄毛は早い人では思春期以降から始まるといわれています。

男性には精巣などで作られるテストステロンというホルモンがありますが、これがジヒドロテストステロンというホルモンに変化し、毛乳頭細胞にあるジヒドロテストステロン受容体に結合すると、毛母細胞の働きを抑えるタンパクが作られます。

すると、毛周期のうちの成長期が短くなり、毛が十分に成長する前に抜けてしまうのです。

そのため、毛が育たず細く短い毛が多くなるために、薄毛が目立つようになります。

薄毛や抜け毛には、遺伝性も関係しているようです。

遺伝子上の性染色体、あるいは常染色体上に、関連する遺伝子があることが分かってきており、薄毛や抜け毛は家族性に出現する傾向があることもわかってきています。

プロペシアは男性ホルモンの働きを抑えます

先述のとおり、男性型脱毛はジヒドロテストステロンが毛母細胞のホルモン受容体と結びつくことで起こります。

ではそんな男性型脱毛に悩む人に女性ホルモンを何らかの形で与えたら、薄毛はどうなるのでしょう?
女性とは抜け毛、薄毛の原因が異なりますので、女性ホルモンを与えたとしても、男性の症状は改善しないようです。

プロペシアは、男性ホルモンであるテストステロンがジヒドロテストステロンに変化するのを抑制することで、脱毛や薄毛を防ぐお薬です。

元々は、前立腺肥大や前立腺がんの治療薬として開発されました。

しかし、プロペシア1mgを毎日男性に与えることで、抜け毛や薄毛に効果があることが分かり、現在では男性型脱毛症を改善するお薬として認可されています。

プロペシアを服用し始めて3~6か月で、効果が出始めるといわれており、薄毛が改善するほどに改善するまでには数年服用することが必要と言われています。

(まとめ)プロペシアは女性ホルモンを増やすのですか?

1.プロペシアには女性ホルモンを増やす作用はありません

男性には男性なりの薄毛、脱毛の仕組みがあります。

そのため、女性ホルモンが増えたとしても、男性なりの脱毛を防ぐことは難しいのです。

プロペシアはこの男性なりの薄毛、脱毛のしくみに作用して、抜け毛や薄毛を治療するお薬です。

2.抜け毛の対策には髪が生える仕組みを理解することが大切です

毛は、成長期において毛母細胞の盛んな分裂によって伸び、退行期を経て休止期になったところで自然と抜けていきます。

成長期が短くなると十分に成長していない細く短い毛が抜けていき、薄毛になっていくようです。

3.男女で脱毛が起こる原因や仕組みは違います

男性型脱毛は、男性ホルモンであるテストステロンが変化した物質によって起こります。

男性の薄毛や抜け毛は、思春期以降に起こりやすいです。

女性ホルモンの分泌減少によって起こる女性型脱毛症とは、症状も原因も異なります。

4.プロペシアは男性ホルモンの働きを抑えます

プロペシアは男性ホルモンであるテストステロンがジヒドロテストステロンに変化するのを抑制することで、抜け毛や薄毛を改善するお薬です。

女性ホルモンの増加や女性ホルモンを投与するための薬ではないことをおさえておきましょう。

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薄毛や脱毛症の悩みは専門医に相談するのが最も効果的です。
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